- GPA v4.12のリリース
今までscan-line distortionの補正は位相に適応し、位相から計算されるstrainへの影響を低減していました。今回、元のSTEM像にscan-line distortionの補正を行うコマンドを追加しました。これはGPAのDisplacement fieldの機能を使用するものです。STEM像そのもののscan-lineのよる歪を除去したい場合に有効です。
原子分解能のSTEM像では各scan-lineの開始位置が2次元的に変動しています。この影響はscan-lineに垂直な原子コラムの並びの変動として現れるのはよく知られています。しかし、同時にscan-lineの間隔も変動していることはあまり知られていせん。GPAのScan-line Correctionコマンドはこの2次元のscan-lineの歪を低減します。
- SmartAlign v2.51のリリース
主にAFMのユーザーに利用されるMedian Equalizationに関するバグフィックス。